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ジーニー (隔離児) : ミニ英和和英辞書
ジーニー (隔離児)[じ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
隔離 : [かくり]
  1. (n,vs) isolation 2. segregation 3. separation 
: [じ]
  1. (n-suf) child 

ジーニー (隔離児) : ウィキペディア日本語版
ジーニー (隔離児)[じ]
ジーニー(Genie、1957年4月18日 - )は、13歳まで部屋に監禁されて育ったアメリカの少女。孤立児(人間社会の中にありながら、人間関係の中から全く隔離されて育った子)と呼ばれる。もっとも典型的な例は、カスパー・ハウザーである。また広い意味での野生児(人間社会から隔離された環境で育った子ども)に相当する〔野生児#野生児の分類を参照。3番目のケースである「放置された子ども」に該当する。〕。なお、ジーニーはプライバシー保護のための仮名である。ジーニジェニーと表記されることもある〔例えば『遺伝と環境―野生児からの考察』(ロバート・ジング他著、中野善達編訳、福村出版、1978年、ISBN 978-4571215049)の4頁の訳者まえがきではジェニーとされている。〕。
==救出されるまで==
ジーニーは1957年4月、カリフォルニア州の家庭に4番目の子どもとして生まれた。ただし上の3人の子どものうち2人は虐待が原因の肺炎血液型不適合ですでに死亡していたため、ジーニーの兄弟は兄が1人いるだけだった。生後1歳2ヶ月頃、医師に「正確には分からないが、発達が遅れているかもしれない」と診断され、それを過剰に意識した父親クラークはやがてジーニーを部屋に監禁するようになった。
ジーニーは暗い裸電球一つの寝室の中で便器付きの幼児椅子にしばりつけられ、体のほとんどの部分を父親自らが作った締め具により拘束された状態で裸のまま放置された。夜は寝袋の中に入れられることもあった。父親は音に敏感だったため、ジーニーが少しでも音や声をたてると彼女を殴った。食事はベビーフードとオートミール、たまにが与えられた。彼は、こういったジーニーとの接触の時けっして言葉をかけず、かわりに野生のイヌのように吠えたり唸ったりした。また、爪を伸ばして彼女をひっかいたり、歯をむきだして彼女を威嚇した。ドアの外で父親が唸ったり吠えたりする恐ろしい音が、部屋に閉じ込められていた数年間にジーニーが聞いた殆ど唯一のものだった。
母親アイリーンは目が悪く、父親に対して逆らうことができず、他の誰かに相談するために電話をかけることも満足にできなかった。ジーニーへの虐待は長期間続き、父親は母親に対して「ジーニーが12歳まで生き延びたら、彼女を助けてやる」と約束していたが、実際には彼女が12歳になっても約束は守られなかった。1970年、ジーニーが13歳半になったころ、母親は父親との激しい口論の末、ジーニーを連れて家を脱出した。ジーニーと母親は祖母の家で3週間過ごしたあと、援助施設を訪れ、事件が発覚した。1970年11月17日、新聞がジーニーのことを報じた。両親は児童虐待の罪で告訴されたが、父親は出廷を命じられた11月20日拳銃自殺した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジーニー (隔離児)」の詳細全文を読む




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